保存事業と防災事業

 

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 豆田地区では、平成4年に「豆田地区都市景観形成地区」が指定され、これまでも市では積極的に景観の保全に取り組んできました。その後、住民の理解と合意形成に基づき伝建地区を都市計画決定し、平成16年12月に国の指定を受けたことから、今後は豆田町の町並みを建築文化遺産(=文化財)として位置づけ、新たなまちづくりの制度を導入することとなりました。市では、老朽化の進んだ伝統的な建物の修理や、新築や増改築する建物を豆田町の特性を活かした外観に修景する事業等に対して一定の補助や技術的な支援を行い、伝統的景観の維持形成を図る上で必要な技術者の育成を含めた保存事業を推進します。また、景観を損なう電線類を地下に埋設したり、埋もれた水路を復活させたりすることで、懐かしい景観と地域の輝きを取り戻すとともに、その地にかつての活気がよみがえるような個性豊かなまちづくりを行っていきます。

 一方、伝建地区は木造建築物が密集する地区でもあることから、今後は地区の防災機能を高める施策を講じると同時に、地域の防災に対する意識向上も合わせて必要となります。豆田地区では、景観に配慮しつつ、防災施設の整備や危険な箇所への対応など、防災事業を計画的に進めていきます。