本伝会会員より「卓越した技能者(現代の名工)」受賞

 この度、厚生労働省より、「平成28年度の卓越した技能者(通称「現代の名工」)」で建築大工として当会員の佐藤 実氏が受賞されました。
 11月21日(月)に東京都港区の明治記念館にて表彰式が行われ、厚生労働大臣から表彰状、卓越技能章(楯と徽章)などが授与されました。
【※卓越した技能者(通称「現代の名工」)とは、昭和42年に創設し、今年度で50回目の表彰となるこの制度は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し、技能者の地位と技能水準の向上を図ることを目的としています。】

技能功績の概要
 伝統工法による古民家の保存修理に卓越した技能を有しており、重要文化財等の歴史的木造建物群の保存修理を手掛けている。また、国指定重要無形民俗文化財である日田祇園山鉾の作製等、伝統と文化の保護に寄与している。さらに、ものづくりマイスターや職業能力開発校の講師として技能指導を行い、後継者の育成にも積極的に貢献している。

現代の名工受賞